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「カメラと健康と」ワークショップ開催レポート

1月24日(金)に開催した「カメラと健康と」ワークショップ。
「シルバー世代こそクリエイティブ!」をテーマに、「人生100年時代」を楽しむための参加型ワークショップです。

定員を超える10人の参加者と写真家3名を迎え、作品づくりにいどみました。
一体どんな内容なんだろう、と参加者のみなさんは少し緊張の面持ち。
その緊張感をほぐすため、最初は「カメラ体操」からスタート。
実際にカメラを構え、撮影をするときの動作なども取り入れたオリジナルの体操に、参加者のみなさんの顔もほころびます。

体操のあとは、今回使用するカメラ「チェキ」(富士フイルム)の使い方を学びます。
昔懐かしのチェキも、いまはデジタル。
間違って撮影しても、フィルムは出てこないので安心です。
カメラの基本である、明るさの調整やプレビューの仕方、カラーフィルターの使い方などを実機を使って学んでいきます。また撮影するときに大切な視点「フォトズアイ」の考えも参加者全員で共有します。

そして、いよいよ撮影の時間。
今回は歩いて中央公園周辺を撮影していきます。
2人1組になって、30分交代で「心が動いた瞬間」をカメラにおさめていきます。
普段何気なく通り過ぎてしまう景色にも、目を凝らす「心」を養います。
たくさん撮る参加者、数枚だけの参加者など、それぞれの「写真を撮る」という行為に向き合う姿勢が垣間見えました。

図書館に戻って、撮影したデータを取り込んでいる間に、次のプログラム。
参加者には今回「思い出の写真」をお持ちいただき、その写真にまつわるエピソードをインタビュー形式で紹介してもらいます。
もちろん今回のワークショップはカメラを使うものですので、そのインタビューの様子を各回2名の参加者が、ベストショットを狙い、カメラを構えます。
最初は遠慮がちに遠目から撮影していた参加者に、講師からの「どんどん良いショットを狙って、攻めてください!」との激が飛びます。
思い出の写真について語る参加者の素敵な笑顔や、ときにほろりと涙する姿を、カメラにおさめていきます。

この日最後のプログラムは、中央公園周辺で撮影した写真の講評です。
「なんでこの瞬間を撮ったの?」「心動かされたポイントは?」と参加者に問いかけ、そのときの心の動きを引き出していきます。
「構成がいいですね」「奥行きがある写真」など、講師からの言葉に、参加者の顔も嬉しそう。

13時から17時までという長丁場のワークショップでしたが、参加者全員が元気に完走!

「参加するのどうしようか、迷ったけど来てよかった」「カメラ、買います!」など、次につながる感想もいただけました。

カメラを使って写真を撮る行為は、身体的な活動により心地よい運動につながるとともに、創造性が刺激されて、自身の満足感や人に喜ばれる幸福感など、健康に及ぼす効果が高いと言われています。

今回のワークショップを通して、参加者みなさんの健康づくりの一助に繋がってくれたらと願っております。

ワークショップの成果作品展示を2月下旬に予定しています。
10人の「写真家」の作品と当日の様子が楽しめる展示会に、ぜひお越しください。
(ホームページなどで詳細は後日案内します。)

ワークショップ開催にあたり、岩渕薬品株式会社、千葉大学予防医学センターに共催いただき、また写真家 牧一世さん、戸嶋穂高さん、宮原恒輝さんにご協力いただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。

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